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二つの台湾茶を比べる

凍頂烏龍茶と東方美人茶の違い

香ばしく厚みのある凍頂烏龍茶と、蜜や熟した果実を思わせる東方美人茶。名前だけでは分かりにくい二つを、茶葉を選ぶときに見る順番で比べます。

先に結論

香ばしさなら凍頂、蜜香なら東方美人

凍頂烏龍茶は焙煎香と厚みのある味わい、東方美人茶は蜜や熟した果実のような香りが持ち味です。どちらも烏龍茶の仲間ですが、製法も茶葉の見た目もかなり違います。

凍頂烏龍茶

中程度に発酵・焙煎した球形の茶葉。金色の茶湯、焙煎由来の香ばしさ、丸みのある味が基準です。ほうじ茶や深煎りの飲み物が好きな人から入りやすい茶です。

東方美人茶

小緑葉蝉が吸汁した若い芽を使い、発酵を深く進める台湾独自の茶。白・緑・黄・赤褐色が混じる茶葉と、蜜糖香や熟果香、橙紅色の茶湯が特徴です。

違いを一覧で見る

発酵・形・香りを比べる

発酵の目安凍頂 25〜30% / 東方美人 50〜60%

東方美人のほうが酸化を深く進め、紅茶に近い果実感が出ます。

茶葉の形球形 / 条形

凍頂は丸く締まった球形、東方美人は芽を含む色の入り交じった条形です。

香り焙煎香 / 蜜香・熟果香

香ばしさを取るか、甘く華やかな香りを取るかが一番分かりやすい違いです。

茶湯金黄 / 橙紅

淹れたときの色にも違いが現れます。濃さだけで良し悪しは決まりません。

家で淹れる

同じ条件で飲み比べる

まずは茶葉3g・湯150mlほどでそろえ、90℃前後から試します。凍頂は香ばしさが弱ければ少し高め、東方美人は渋みが出るなら短めに抽出します。

凍頂烏龍茶

90〜95℃、1分前後から。焙煎香と余韻を見て、二煎目は少し長くします。

東方美人茶

85〜90℃、45秒〜1分から。蜜香を見ながら、渋ければ湯温か時間を下げます。

比べる順番

茶葉の見た目、乾いた香り、茶湯の色、口に含んだ香り、飲み終わった後の余韻を同じ順で見ます。

どちらを買うか

普段飲むものから決める

食事と合わせるなら凍頂

香ばしさがあり、温かく淹れたときに味の輪郭が出やすい茶です。食後や、甘い菓子と合わせる一杯にも向きます。

香りを主役にするなら東方美人

蜜や果実を思わせる香りをゆっくり楽しみたいときに向きます。最初は少量袋を選ぶと、香りが落ちる前に飲み切れます。